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DRAMの南亜と華亜、年末まで受注安定


ニュース 電子 作成日:2007年7月23日_記事番号:T00001667

DRAMの南亜と華亜、年末まで受注安定


 DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)大手の南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は、7月に入りDRAM価格が20%上昇し、下半期も供給不足が続く見通しであることから、年末までは安定した受注が続きそうだ。

 南亜科の白培霖副総経理によると、OEM(相手先ブランドによる生産)顧客の需要も回復しており、欧州からはすでに生産能力の20%に当たる長期注文(2~3カ月)が決まっている。オファー価格は8月上旬まで上昇が続く見込み。すでに在庫は「極度の危険水位」に達しており、下半期は需要に対して約20~25%の供給不足となる見通しだ。

 DRAMは、第2四半期に価格が底をつき、第3四半期に入って価格が安定上昇を始めた。これは、今年に入ってDRAM市場が不調で資本支出が抑えられ、さらに業者が好調なNAND型フラッシュに生産ラインを振り向けたことなどから供給が抑制された結果とみられる。第3四半期にはパソコンの需要も11%成長すると見られ、需供バランスがとれる第4四半期まで、DRAM価格の上昇は続く見通しだ。
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