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イノテラのGDR発行に許可、100億元の資金調達へ


ニュース 電子 作成日:2009年7月17日_記事番号:T00016684

イノテラのGDR発行に許可、100億元の資金調達へ

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は16日、増資計画に伴う国際預託証券(GDR)6億4,000万~8億株(1株14.5台湾元)の発行について、金融当局の許可を獲得した。最大100億元の資金調達が見込まれ、50ナノメートル製造プロセスへの移行に充てる計画だ。17日付経済日報が伝えた。

 同じ台プラ集団傘下の南亜科技も6月に122億元の第三者割当増資を行ったばかり。投資信託会社は、DRAMメーカーは50ナノプロセスに移行する際、膨大な資金を必要とするが、業界の景気が低迷する中、いち早く資金調達に成功すれば、他社に対するリードを広げられると指摘する。

 イノテラは提携先の米マイクロンからの技術導入で、月産13万枚分の生産をすべて50ナノプロセスに移行する計画だ。費用は総額16億米ドルに達するとみられる。GDRの発行以外に現金増資や第三者割当増資を実施することも決めている。