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ガラス基板供給不足、第3四半期も継続


ニュース 電子 作成日:2009年7月17日_記事番号:T00016686

ガラス基板供給不足、第3四半期も継続

 
 市場調査会社ディスプレイサーチによると、第3四半期の液晶パネル用ガラス基板の供給過剰率は4.6%にとどまり、健全水準とされる5~10%を下回る状態が続く見通しだ。需給が均衡するのは第4四半期以降とみられる。17日付工商時報が伝えた。

 同社の予測によると、第2四半期のガラス基板の月平均需要は1,890万平方メートルで、第1四半期から26%増加した。これに対し供給量は12%増加したにすぎず、供給不足の状況が生じた。供給過剰率も第1四半期の11.3%から第2四半期にはわずか0.3%にまで低下した。

 第3四半期にはメーカーによる増産で、ガラス基板の供給量は8%増加すると見込まれ、第4四半期には供給過剰率が健全水準の8.4%まで回復する見通しだ。

 同社によると、台湾パネルメーカーは昨年第4四半期から今年第1四半期にかけてガラス基板の発注を削減し、基板メーカーはガラス溶炉の停止を余儀なくされた。第2四半期以降は需要が回復したが、基板メーカーがガラス溶炉の操業を再開するのに1~2カ月かかるため需給にタイムラグが生じている。