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中台の金融街、福州に誕生へ


ニュース 金融 作成日:2009年7月20日_記事番号:T00016703

中台の金融街、福州に誕生へ

 
 中台間の金融開放テスト地域が福建省の「海峡西岸経済区」に設けられる見通しであることを受け、中国の不動産開発業者、大連万達集団が30億人民元(約410億円)を投じて、同省福州市閩江の北岸で「海峡金融街」を建設する。今月26日着工、再来年末の完成を目指し、総床面積40万平方メートルの建築物を建造し、中台金融機関の誘致を進めるとみられる。18日付工商時報が中国国営通信社、新華社の報道を基に報じた。

 同金融街には、中国の金融機関、▽中国建設銀行▽福州市商業銀行▽交通銀行▽中国平安保険──や、台湾人寿保険と中国の廈門建発集団(C&D)合弁の生命保険会社、君龍人寿(キング・ドラゴン)、国泰人寿保険(キャセイライフ)などが進出意欲をみせている。

 大連万達集団は今月初旬、福州市台江区の金融街の用地7万2,000平方メートルを4億8,900人民元で購入しており、ホテルやオフィスなどを含む商業施設を建設する予定だ。同施設について、馬必鋼同区書記が先日、台湾の中小金融機関の支店の進出も可能だと語っている。