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工研院と米スピリット、炭素繊維開発で提携


ニュース その他製造 作成日:2009年7月20日_記事番号:T00016707

工研院と米スピリット、炭素繊維開発で提携

 
 工業技術研究院(工研院)は17日、米航空部品大手のスピリット・エアロシステムズと共同で新世代の炭素繊維(カーボンファイバー)を開発する契約を結んだ。18日付工商時報が伝えた。

 双方は炭素繊維を現在より10%軽量化すると同時に、強度を40%向上させ、航空機の重量を30%軽量化することを目標に掲げ、研究に取り組む。今回の提携は、台湾企業が航空機素材産業に進出するきっかけにもなりそうだ。

 今後開発される炭素繊維は、民間への技術移転により、量産化を図っていく構えだ。航空機以外にも風力発電用の羽根風車、高級スポーツ用品、電気自動車用部品などへの応用が期待されている。

 工研院の李鍾熙院長は「スピリットの支援で台湾の炭素繊維メーカーは米連邦航空局(FAA)の認証を取得できる可能性が出てくる。長期的には日本に独占されている高価な航空宇宙素材市場に参入を図りたい」と述べた。