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福懋、カーボン織物の生産強化


ニュース その他製造 作成日:2009年7月20日_記事番号:T00016709

福懋、カーボン織物の生産強化

 
 台湾集団(台湾プラスチックグループ)の福懋興業(フォルモサ・タフタ)が、年末までに雲林工場で3Kカーボン織物の多軸紡織機を増設し、来年に航空機および風力発電機市場への供給を開始する計画だ。同社は航空機市場について、欧州エアバスのA380型機がボーイング747型機より積載客数が多い一方、燃油消費量が1割以上少ないのはカーボン織物を大量に使用しているためと例を挙げ、膨大な商機が期待できると指摘した。18日付経済日報が報じた。 

 同社のカーボン織物は現在、運動器材や自転車向けの出荷が中心だが、市場が飽和状態に近づいているため、現在は3C(コンピュータ、通信、家電)製品市場や自動車用応用製品市場の開拓に力を入れている。

 このほか、近くカーボン複合材の開発グループと実験室を設置して、加工技術と新製品への応用技術を高める考えだ。

 一方、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)も、第6ナフサ分解プラントのカーボンの年産能力を現在の6,000トンから8,000トンまで高めて、同製品の世界市場シェアを高める計画だ。現在シェア1位は日本の東レで、台塑は5位以内に入っている。