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台船、台電からばら積み船4隻を受注


ニュース その他製造 作成日:2009年7月20日_記事番号:T00016713

台船、台電からばら積み船4隻を受注

 
 台湾国際造船(台船)は17日、台湾電力と石炭運搬用パナマックス級ばら積み貨物船(積載量9.3万トン)4隻の造船契約を交わした。台船は慧洋海運(ウィズダム・マリン)とも同型船2隻の建造について意向書を交わし、台湾中油とタンカー2隻の造船契約を交わした8日に以降、10日間で8隻を受注したことになる。さらに、丸紅台湾も同型2隻の建造を発注する意向を表明している。18日付工商時報が伝えた。
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台電発注の4隻は2011年の供用開始が予定されている(17日=中央社)
 
 台電のばら積み船は1隻当たり4,500万米ドルとみられ、昨年同期に比べ2,000万米ドルほど割安となっているもようだ。陳貴明台電董事長は、「現在が最低価格とは限らないが、相当合理的な値段となっている」と指摘した。

 台船の鄭文隆董事長によると、台電から受注した4隻の利益率は2%に満たない。しかし同社では少し前までに発注キャンセルや納期の延期に見舞われており、従業員の生活を最重視して受注を決めたとしている。台電からの4隻だけで従業員3,500人の1年間の就業が確保され、来年末までフル稼働となる見込みだ。