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7月下旬のパネル価格、3〜5米ドル上昇見通し【表】


ニュース 電子 作成日:2009年7月20日_記事番号:T00016716

7月下旬のパネル価格、3〜5米ドル上昇見通し【表】

 
 市場調査会社、ウイッツビュー・テクノロジーによると、液晶パネルの7月下旬のオファー価格は、上旬の大幅上昇に続いて3~5米ドルの値上がりとなる見通しだ。これにより7月は通算で10%の上昇率を記録して、パネルメーカーが利益を回復できる水準に到達する。8月に入ると上昇幅が鈍化するが、値上がりは9月末まで続くと予想している。20日付工商時報が報じた。
 
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 7月上旬のパネル価格の上昇は、モニター用で6米ドル、ノートPC用が4米ドル、テレビ向けが10~15米ドルで、全体として6~9%の値上がりとなった。値上がりの理由について張小彪・同社研究部副総経理は、上半期はサプライチェーンの在庫水準が低かったため、川下メーカーの在庫積み増し需要が非常に強かったことを挙げた。

 また、第2四半期のパネル出荷の前期比増加率は、テレビ用で39.5%、モニター用で35.3%、ノートPC用が54.4%とそれぞれ大幅な伸びとなった。

 第3四半期の大型パネルの出荷見通しについては、第2四半期が高水準だったため、前期比10~15%の伸びにとどまるとみている。また、既にパネルの在庫水位が正常な水準に戻ったため、下半期通期の出荷量は末端市場のパネル関連製品の販売状況に影響を受けると予想している。