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サムスンが大型技術投資か、台湾DRAM業界に試練【表】


ニュース 電子 作成日:2009年7月20日_記事番号:T00016717

サムスンが大型技術投資か、台湾DRAM業界に試練【表】

 
 18日付経済日報が外電の報道に基づいて伝えたところによると、サムスン電子は今年下半期、DRAMとNAND型フラッシュメモリー技術の研究開発(R&D)に最低1兆ウォン(約7億9,000万米ドル)を出資する予定だ。世界最大手で、財務状態も良好な同社が積極的に技術投資を行うことで、資金調達に苦慮する台湾勢はさらなる試練を迎えることとなる。
 
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 サムスンが投資を予定しているのは40ナノメートル製造プロセスによるDRAM、および30ナノプロセスによるNAND型フラッシュメモリーの開発とみられる。報道によると、権五鉉(クォン・オヒョン)半導体総括社長は、下半期に投資を拡大する計画があると認めたものの、現段階で依然メモリー業界は低迷期を脱しておらず、生産能力拡大には慎重な態度で臨むと語った。

 一方、台湾メーカーでは台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)が増資計画の実施で積極的に製造プロセスのアップグレードを図っているが、力晶半導体(PSC)や茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)などその他のメーカーは苦しい財務状況が続いており、新技術の開発まで手が回らないのが現状だ。