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「台湾民主紀念館」の文字額、「中正紀念堂」に掛け替え


ニュース 社会 作成日:2009年7月21日_記事番号:T00016725

「台湾民主紀念館」の文字額、「中正紀念堂」に掛け替え

 
 台北市の中正紀念堂本館に掛けられていた「台湾民主紀念館」文字額が20日取り外され、「中正紀念堂」へ掛け替えられた。「台湾民主紀念館」の文字額は、民進党前政権が2007年12月、「脱蒋介石化政策」に基づいて従来の「中正紀念堂」額を外して掛け代えていたもの。国民党政権への交代によって「中正紀念堂」が復活することになった。
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取り外される「台湾民主紀念館」文字額(20日=中央社)
 
 20日は早朝に中正紀念堂の正面楼門周辺にバリケードが築かれ、大勢の警察官が掛け替え作業の警備に当たった。現場には20人余りが抗議に訪れ「再掛け替えはナチスの霊魂を守護することに等しい」などと批判の声を上げた。また一方で「ようやく正しい額に戻った」との声も聞かれた。民進党および支持者の批判に対し掛けかえ実施に当たった教育部は、「法に基づき執行した」と強調した。

 蘋果日報のアンケート調査によると、今回の掛け替えに「賛成」が54.43%、「賛成しない」が30.78%という結果となった。

 なお、一昨年に「中正紀念堂」額とともに取り外された正面楼門の「大中至正」は復活せず、「自由広場」の文字額は残された。