ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

MRT内湖線、ボンバルディア社が信頼性向上を約束


ニュース 運輸 作成日:2009年7月21日_記事番号:T00016730

MRT内湖線、ボンバルディア社が信頼性向上を約束

 
 今月4日に開通した台北市の都市交通システム(MRT)内湖線でトラブルが多発した問題で、システムを請負ったカナダ・ボンバルディア社システム部門のミック・フランツェッタ副社長が20日、郝龍斌台北市長と会談し、現在93.2%となっている内湖線および接続する木柵線のシステム信頼性を、11月までに99%まで引き上げることを約束した。21日付中国時報が報じた。
T000167301

相次ぐトラブルで沿線住民に迷惑をかけたとして、台北市政府は21日、悠遊カードで木柵内湖線を利用する乗客に対し、7月25日から年末まで料金を36%引きにすると発表した(中央社)

 内湖線は7月10日に大規模な運行トラブルが発生。台北市捷運工程局は当時、システムの信頼性を99%まで向上させるには、使用している仏マトラ社製の51両の車両を6カ月間でボンバルディアのシステムに変更し、さらに8カ月間の確認作業が必要と表明していた。ボンバルディア社が約束通り11月までにシステム改善工程を完了できれば、スケジュールを大幅に短縮できる。

 フランツェッタ副社長はまた、今週中に内湖線のトラブル改善を担当するプロジェクトチームを発足させると表明した。現在幹部を含む同社の139人が内湖線の対応に当たっているという。