経営コンサルタントの大前研一氏が22日、中華民国工商協進会の招きで「グローバル経済と両岸協力の見通し」と題した講演を行い、台湾企業が中国の内需市場を掌握できるチャンスはあと１年しかないと警告した。22日付工商時報が伝えた。
大前研一氏は「中国政府がチャンスを与えようとしていることがまさに台湾の強みだ」と強調した（21日＝中央社）
大前氏は「台湾が中国市場を掌握できる時間はあと１年しか残されていない。速やかに新たな重点分野、発展モデルを見つけ出し、強大化する中国市場とグローバル市場に備えなければならない」と述べた。
大前氏はまた、劉兆玄行政院長を表敬した席上、中国企業の実力が急速に強まっている点を挙げ、「台湾企業が中国の内需市場に食い込める機会はあと半年しかない」とさらに厳しい見方を示した。
