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製薬の永信薬品、日米市場を積極開拓


ニュース その他製造 作成日:2009年7月22日_記事番号:T00016771

製薬の永信薬品、日米市場を積極開拓

 
 製薬大手の永信薬品工業は、台湾および米国、中国、マレーシアの生産拠点を軸に海外市場の積極展開を進めており、今年から2012年までに、新たに25項目の薬品を日本と米国で販売する計画だ。22日付経済日報が伝えた。

 永信の鍾威凱国際提携事業処経理によると、米国では昨年の売上高が1,500万米ドル、純利益は前年比で倍増の400万米ドルと同社海外拠点の中で最高の業績だった。昨年から大手ドラッグストアの米ウォルグリーンと提携し、薬品3,000万台湾元(約8,600万円)相当を供給している。今年は、永信の製品や、中国のサプライヤーから調達した製品など、ウォルグリーンに提供する薬品を10項目増やす考えだ。そのため、昆山工場では今年2月に米食品医薬品局(FDA)の検査を受け、米国への出荷に備えている。

 また、日本の大手製薬会社との提携交渉も進んでおり、株式持ち合いを検討している。12年には日本で薬品15項目の販売許可を取得し、同社ブランドで展開していきたい考えだ。  マレーシアでは、現地子会社の昨年売上高が12億元となり、同国製薬業界で4位となった。中国の昨年売上高は2億4,000万元で、今年はさらに3割成長を目指す。