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齋藤所長の発言問題、馬政権の強硬姿勢続く


ニュース 政治 作成日:2009年7月23日_記事番号:T00016783

齋藤所長の発言問題、馬政権の強硬姿勢続く

 
 日本の台湾における窓口機関、交流協会の齋藤正樹台北事務所長が先週、秘書を通じて蘇起・国家安全会議(国安会)秘書長に面会を求め、近く実現することになった。齋藤所長が5月に行った「台湾の地位は未定」という発言が馬英九政権に問題視されて以降では、初の政権最高幹部クラスとの会談になる。ただ、総統府幹部によると、蘇秘書長以外の政権最高指導層は、馬総統や欧鴻錬外交部長を含め今後も齋藤所長とは会わない方針で、齋藤所長は馬政権とコミュニケーションをとる役割が封じられる状態が続きそうだ。23日付中国時報が報じた。

 齋藤所長は5月1日に行った講演で、日本が1951年のサンフランシスコ講話条約で台湾に対する領有権を放棄した後、その帰属先を明示しなかったことを根拠に「台湾の地位は未定であり、日本政府としての見解だ」と発言。馬政権は受け入れられない発言だとして、政権幹部が齋藤所長との面会を拒否している。