ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

預金全額保障、1年延長へ


ニュース 金融 作成日:2009年7月23日_記事番号:T00016792

預金全額保障、1年延長へ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)はこのほど、中央存款保険(預金保険機構に相当)からの提案を受け、預金の全額保障措置を2010年末まで延長する方針を固めた。中央銀行、財政部の同意を経た上で、行政院が正式に決定する運びだ。23日付工商時報が伝えた。

 行政院は金融危機に伴う市場混乱を避けるため、今年末まで預金の全額保障措置を取っている。金融当局者は銀行が預貸金利差の縮小などで苦しい経営を迫られており、景気回復が遅れれば、企業向けの不良債権増加が銀行の財務を圧迫する恐れがあると判断。金融市場の安定を図る立場から全額保障措置の延長が望ましいと結論付けた。

 背景には当初予定通りに預金保障措置を今年末で打ち切った場合、財務状況が悪い銀行からの預金引き揚げが起き、銀行の経営状況悪化に拍車をかけかねないとの懸念がある。