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中石化、米企業との特許訴訟に勝訴


ニュース 石油・化学 作成日:2009年7月23日_記事番号:T00016796

中石化、米企業との特許訴訟に勝訴

 
 台湾の中国石油化学開発(CPDC)と米化学大手セラニーズ・コーポレーションによる酢酸の生産プロセスに関する特許侵害訴訟の控訴審で、台湾高裁は22日、CPDCに逆転勝訴の判決を言い渡した。確定すれば、CPDCは賠償金20億台湾元(約570億円)の支払いを免れることになる。23日付経済日報が伝えた。

 両社の特許紛争は9年越しで争われており、原告のセラニーズはCPDCに8億9,000万元と20億元の支払いを求める2件の訴訟を起こし、CPDCは一審でいずれも敗訴していた。しかし、二審ではCPDCが8億9,000万元の賠償訴訟で勝訴したのに続き、20億元の部分でも勝訴した。8億9,000万元の賠償訴訟は既に上訴が棄却され、知的財産権裁で審理されることが決まっている。セラニーズ側は今回も上訴するとみられるが、最終的には知的財産権裁で審理される可能性が高い。

 CPDCの馮亨董事長は「知的財産権裁で審理されることになっても、勝訴に自信を持っている」とコメントした。