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自動車板金・部品各社、国際競争力向上に連盟結成


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年7月23日_記事番号:T00016799

自動車板金・部品各社、国際競争力向上に連盟結成

 
 中小企業の競争力強化などの支援を行っている財団法人中衛発展中心は22日、台湾の自動車板金業者および部品メーカーに呼び掛け、今年末までに業界連盟「Sチーム」を組織し、共同で欧州や中国のアフターマーケット(AM)市場での競争力向上を目指すと発表した。23日付経済日報が伝えた。

 中衛発展中心の蘇錦夥総経理は、「台湾の輸出企業は個別に孤立せずに、業界全体で市場での競争を戦う必要がある」とチーム設立の目的を語った。「Sチーム」は台湾開億工業、耿鼎企業(ゴードン・オート・ボディー・パーツ)、瑞利企業、維輪実業の4社を中心とし、中国鋼鉄(CSC)にも協力を呼び掛ける。

 蘇総経理によると、上記4社が生産するエンジンフード、フェンダーなどの保護パーツは現在、北米AM市場でシェア8割を誇るが、欧州では5割にとどまっている。また北米でも中国やインドなどのメーカーが積極的にシェア拡大を狙っており、中衛発展中心は「Sチーム」結成により、共同での金型開発や材料調達を進め、生産コストを抑えて競争力を高めたい考えだ。