ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

9月の台湾向け鉄鋼価格、「上昇は確実」=中鋼董事長


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年7月23日_記事番号:T00016801

9月の台湾向け鉄鋼価格、「上昇は確実」=中鋼董事長

 
 中国鋼鉄(CSC)の張家祝董事長は22日、鉄鋼製品の価格について「第2四半期は依然コスト割れとなったが、第3四半期は市況が好転しており、9月には必ず台湾域内向け価格が上昇する」との見通しを示した。さらに来年は橋りょうや高速道路など公共工事が増えるため、第1四半期に鋼板の需要が拡大するとの予測だ。23日付経済日報が伝えた。

 また、将来的な経営の重点について張董事長は、「現在中鋼の輸出量は多くないが、今後生産能力が高まり、中台で両岸経済協力枠組み協議(ECFA)が締結されれば、販売力の強化が重要な問題となる」との考えを示した。

 同社では既に販売・輸出業務の拡大に向け、営業部門では人材育成計画を実施しており、生産部門や技術部門から製品を理解した人材を広く集めているという。また、メキシコやイタリアの海外拠点では、高付加価値の製品を中心に販売していく方針だ。

 なお、来年2月に定年を迎える陳源成総経理の後継者について、同社の経営状況に対する深い理
解が必要だとし、内部を中心に人選を進めると語った。