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中鴻鋼鉄、振安鋼鉄の資産落札


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年7月23日_記事番号:T00016802

中鴻鋼鉄、振安鋼鉄の資産落札

 
 中国鋼鉄傘下の中鴻鋼鉄は22日、昨年12月に工場を閉鎖した中堅鉄鋼メーカー、振安鋼鉄の生産設備などの資産を4回目の競売で落札した。中鴻の陳沢浩董事長によると、市況を見て生産を再開する予定で、製品ラインナップの充実が図れるとともに、年間300億台湾元(856億円)余りの生産額増が期待できるという。23日付工商時報が伝えた。

 中鴻は昨年10月に振安の債権も引き継いでいる。今回は中鴻が新設した子会社「鴻立鋼鉄」が、1回目競売の予定価格80数億元の約半額に相当する45億9,000万元で資産を落札した。今後工場や設備、土地などについて登記変更手続きを行った上で生産を再開し、振安の元従業員280数人についても再雇用を検討するという。

 振安が生産を再開すれば、中鴻は既存の冷延製品の生産規模を年120万トン拡大できるほか、溶融亜鉛めっきコイル(年産30万トン)が新たに製品ラインナップに加わる。