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台電と遠伝、ラスト・ワン・マイルで提携へ


ニュース 電子 作成日:2009年7月23日_記事番号:T00016804

台電と遠伝、ラスト・ワン・マイルで提携へ

 
 台湾電力(台電)と遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)は、台湾電力が各家庭に張り巡らしている電線を光通信の「ラスト・ワン・マイル」として活用する方向で来月4日にも戦略提携するもようだ。遠伝電信は中華電信に独占されているラスト・ワン・マイルを確保し、台湾電力も提携を通じて通信事業に正式参入する。23日付工商時報が伝えた。

 電業法と電信法が改正されたことで、台湾電力は電線の伝送容量に余裕があれば、他の通信業者にリースすることが認められた。遠伝電信は既に経済部工業局主導の電線を使ったインターネット整備計画に賛同し、今年に入り、台北市内の国民住宅2カ所で台湾電力と協力して光ケーブル網の整備に着手している。

 両社は戦略提携後、嘉義地区を皮切りに光ケーブル網の整備を進める。遠伝電信は年内に基幹通信回線の整備に35億台湾元(約100億円)を投じ、台湾電力との提携も踏まえ、年末には一般家庭向けの自社回線の比率を75%にまで高めたい考えだ。