ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

石化原料が予想外の値下がり、台プラが在庫水位引き下げ決定


ニュース 石油・化学 作成日:2009年7月24日_記事番号:T00016825

石化原料が予想外の値下がり、台プラが在庫水位引き下げ決定

 
 今月15日、仏石油大手トタルの石油化学施設で爆発事故が発生して生産がストップしたため、欧州やアジアで関連製品の値上がりが予想されたがその後大きな変動はなく、スチレンモノマー(SM)やその他の石油化学原料などは逆に値下がりが起きている。台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社はこうした市場動向を不穏当とみて23日、在庫水位の引き下げと原料調達の抑制で対応することを決定した。24日付経済日報が伝えた。

 事故があったのは年産32万トンのエチレンプラントで、同57万トンのプラントも年次保守に入っているにもかかわらず、アジアでのポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)の価格に目立った変化はない。

 また台プラ幹部によると、中国のプラスチック加工業界で、10月初旬の国慶節大型連休を前に在庫補充の動きが強まると予想されるものの、実際には価格の上昇が見られず、業界で警戒感が強まっているという。