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プロモス、ハイニックスとの提携解消を決議


ニュース 電子 作成日:2009年7月24日_記事番号:T00016837

プロモス、ハイニックスとの提携解消を決議

 
 中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)は23日の董事会で、技術パートナーである韓国ハイニックス半導体との提携解消を決定した。これによりハイニックスが押さえていたプロモス12インチウエハー工場の生産能力の50%が「解放」されることになり、24日付工商時報は、生産能力を必要としている、政府主導で設立予定のTMC(Taiwan Memory Company)がプロモスを傘下に収める可能
性が高いと指摘した。
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プロモスの新竹科学工業園区12インチ工場。市場の観測に対しプロモスの曽副総経理は「当社もTMC側も提携の意欲はある」と語った(23日=中央社)
 
 プロモスの曽邦助副総経理によると、ハイニックスとの提携契約は2013年までだったが、将来的な戦略変更に備えて柔軟性を確保するため前倒しでの契約解消を決定した。ただ、今回解消するのは昨年契約した50ナノメートル製造プロセスの技術移転および付随する売買契約で、ハイニックスは当面、プロモスへの8.68%の出資や派遣している董事1人を引き揚げることはないという。

 工商時報は、TMCの宣明智召集人が名誉副董事長を務める聯華電子(UMC)がプロモスに6.49%出資しており、TMCとプロモスは比較的近しい関係にあると指摘している。