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馬英九総統、国民党主席に当選


ニュース 政治 作成日:2009年7月27日_記事番号:T00016846

馬英九総統、国民党主席に当選

 
 国民党が27日行った党主席選挙で、唯一立候補していた馬英九総統が28万5,354票を獲得、93.87%の得票率で当選した。馬総統は2005年7月から2年間同党主席を務めており、今回は呉伯雄現主席の後を受けて復帰となる。正式就任は9月12日の党大会で任期は2013年まで。27日付中国時報などが報じた。
 
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馬総統は党内人事権を掌握することで、権力基盤の大幅な強化が見込める(26日=中央社)
 
 台湾メディアには馬総統の党主席復帰による権力の集中に批判的な論調も少なくなかったが、馬総統は「昨年の金融危機後、台湾が空前の厳しい情勢に直面しなければ立候補はなかった」と語り、政府と与党一体となって深刻な経済情勢を乗り切る意図があったと説明した。

 馬総統はまた、「総統、国民党主席として、台湾海峡に数十年間の平和をもたらしたい」と抱負を語り、中国に対し「現実を直視し、相互信頼を確立し、争議を棚上げして、ダブルウィンを築こう」と呼び掛けた。

 国民党によると、中国は胡錦濤国家主席が、共産党総書記として馬総統の党主席当選を祝う祝電を寄せた。