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台湾金控上場へ、来年にも株式10%放出


ニュース 金融 作成日:2009年7月27日_記事番号:T00016849

台湾金控上場へ、来年にも株式10%放出

 
 公営金融持ち株会社の台湾金融控股は、来年にも株式の10%を民間に放出し、株式を上場する方針だ。財政部が2010年度予算案に盛り込む。27日付経済日報が伝えた。

 株式は個人投資家、機関投資家のいずれも購入でき、中国資本が出資する可能性もある。上場後の総資産は3兆9,000億台湾元(約11億3,000万円)となり、国泰金融控股を上回る台湾で最大の金融持ち株会社に浮上する見通しだ。

 予算案によると、財政部は株式10%の放出で、1株当たり26.3元、合計237億元の売却収入を見込む。株式市場の回復次第では売却収入はさらに膨らむことになる。

 財政部はまず、台湾金控の新規株式公開(IPO)を実施し、株式の流通性を確保した上で、さらに戦略的出資者を募る方針だ。株式放出規模を最大で40%まで拡大することも視野に入れている。