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蚊取線香からダイオキシン、環境保護署が回収指示


ニュース その他製造 作成日:2009年7月27日_記事番号:T00016856

蚊取線香からダイオキシン、環境保護署が回収指示

 
 台湾の蚊取線香市場で3割のシェアを占める老舗メーカー、中台興化学工業(新竹市)の「鰐魚無染料蚊香」と「新鰐魚淡煙蚊香-A」の2製品から通常の100倍以上のダイオキシンが検出され、行政院環境保護署は25日、同社に製品の回収を命じた。26日付蘋果日報などが報じた。
 
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環境保護署の発表を受け、台北市内の大手量販店では製品の回収に追われた(25日=中央社)
 
 環境保護署によると、2製品のダイオキシン含有量は「鰐魚無染料蚊香」が423ピコグラム(pg)で「新鰐魚淡煙蚊香-A」が348 pg。燃焼させた場合、煙からも各29.2pg、11.8pgのダイオキシンが検出された。蚊取線香のダイオキシン含有量は、通常3pg以下だ。

 2製品はいずれも中台興のベトナム工場で生産されており、昨年5月から今年7月まで台湾に68万缶が輸入された。このうち4分の1はまだ倉庫内にあるが、4分の3は量販店などを通じて販売されているという。