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永信薬品、中国に原薬工場新設へ


ニュース その他製造 作成日:2009年7月27日_記事番号:T00016860

永信薬品、中国に原薬工場新設へ

 
 製薬大手、永信薬品工業の李芳全董事長は24日、中国江蘇省昆山市でジェネリック薬品(後発医薬品)を生産する既存工場に加え、新たに原薬工場の設立準備を進めていることを明らかにした。中国政府が進める医療制度改革による巨大商機を積極的に狙う考えだ。25日付経済日報が伝えた。

 李董事長は、現在ジェネリック薬品工場で生産された製品は、主に中国の病院に販売しているが、今後は国際市場の開拓も進めたいとしている。コストを低減するため生産拠点の集中を図り、中国で適当な薬品メーカーがあれば、買収などで事業の垂直統合を進める可能性もあるという。

 永信の昆山工場は設立10年を超え、昨年初めて損益均衡を達成した。昨年の売上高は前年比27%成長の2億5,000台湾元(約7億2,200万円)だった。中国事業の売上高は現在、同社売上高全体の5%未満だが、李董事長は将来的には台湾での事業規模を超えるとし、上海または香港での株式上場も考えていると明かした。