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作成日：2009年7月27日_記事番号：T00016861
台玻のエコガラス、中国で生産強化
ガラス最大手、台湾玻璃工業（台湾ガラス、台玻）は24日の董事会で、中国の成都と天津の工場で断熱性の高いLOW-Eガラスの生産ラインを１本ずつ設置することを決定した。来年第４四半期に設置を終え、生産に入る見通しだ。25日付経済日報が伝えた。
LOW-Eガラス生産ライン設置の投資額は3,800万米ドルで、生産ライン１本当たりでLOW-Eガラス7,200平方メートルの生産能力が増強されるとしている。
中国では第２四半期から不動産市場が回復しており、林伯実同社総経理によると、エコガラスの供給が間に合わない状態だという。同社はこの商機を見越して、大幅に生産能力を拡大したい方針だ。
なお、林総経理は先ごろ、省エネ対応ガラスは今後のトレンドであり、現在手掛けている板ガラスやガラスクロスを大きく上回る30～40％の粗利益率が見込まれるとして、これた高付加価値製品の比重を高めていく方針を示している。
