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台北港ばら積みターミナル、国産実業が経営権獲得


ニュース 運輸 作成日:2009年7月28日_記事番号:T00016872

台北港ばら積みターミナル、国産実業が経営権獲得

 
 セメントメーカーの国産実業建設(ゴールドサン)に対し、基隆港務局は27日、BOT(建設・運営・譲渡)方式で建設する台北港第2ばら積み貨物貯蔵輸送センターの経営権を付与することを決定した。28日付工商時報が伝えた。

 国産実業は40億台湾元(約116億円)を投資し、同センターを世界的な物流拠点として発展させる構えだ。着工は年末か来年初めを見込む。完成後は中国から安価なセメント、砂利などを導入する拠点となりそうだ。

 国産実業は台湾での慢性的な砂利不足を打開するため、同グループの国雍営造工程、中保物流(ゴールドサン・エクスプレス&ロジスティックス)、達亜砂石の各社とコンソーシアムを組み、経営権の獲得を目指していた。

 同センターの経営権は国産実業と亜洲水泥(アジアセメント)が獲得を争っていた。両社は近年、中国でのセメント生産を強化しており、台北港を積み替え拠点として位置付けるとみられる。