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台化のPX工場が故障、スポット価格が急上昇


ニュース 石油・化学 作成日:2009年7月28日_記事番号:T00016882

台化のPX工場が故障、スポット価格が急上昇

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)で先ごろ、パラキシレン(PX)工場(年産70万トン)が故障のため操業を一時停止した。これにより、アジア市場のPXスポット価格が2週間で約7%上昇し1トン当たり1,090米ドルとなり、高純度テレフタル酸(PTA)の値上がりも引き起こしている。化学繊維メーカー、遠東紡織(ファーイースタン・テキスタイル)や台南紡織、新光合成繊維(新繊)、宏洲化学工業などにコスト圧力となって影響するとみられる。28日付経済日報が伝えた。

 ただ、8月中に中国の中国海洋石油(CNOOC)で年産80万トン、大連福佳•大化石油化工で同70万トンのPX生産設備が新たに稼動する見込みで、間もなく価格上昇は収束する見込みだ。