ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾中油、貿易処設置で輸出強化 【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年7月28日_記事番号:T00016884

台湾中油、貿易処設置で輸出強化 【表】

 
 台湾中油の施顔祥董事長は27日、年内にも社内に貿易処を設置し、海外市場の開拓に全力を挙げる考えを示した。5~7年後に海外からの売り上げを全体の30%にまで引き上げたい考えだ。28日付経済日報が伝えた。
T000168841

 
 台湾中油が海外市場へのかじを切ったのは、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の海外進出攻勢に対抗するためで、台湾石化業界の両雄は競争の舞台を海外に広げることになる。

 貿易処は台湾中油の貿易戦略、石油製品や化学製品の輸出業務を統括する。これまで同社の輸出業務は石化事業部営運処が担当していたが、同処の主要業務は原油買い付けで、輸出は少量にとどまっていた。貿易処の設置を契機に、海外市場の開拓に本腰で取り組む。

 同社は2014年の段階で売上高1兆5,000億台湾元(約4兆3,500億円)の達成を見込む。