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iPhone紛失従業員の自殺、フォックスコンが遺族と和解


ニュース 電子 作成日:2009年7月28日_記事番号:T00016885

iPhone紛失従業員の自殺、フォックスコンが遺族と和解

 
 鴻海精密工業傘下の富士康科技集団(フォックスコン)の男性従業員、孫丹勇さん(25)が自殺し、iPhone第4世代機のサンプルの紛失をめぐって会社側から殴打を含む厳しい取り調べを受けたことが原因と報じられている問題で、フォックスコンと遺族の間で見舞金の支払いなどにより和解が成立した。中国・新華社の報道として28日付経済日報が報じた。

 フォックスコンは男性の両親の求めに応じて既に36万人民元(約500万円)の見舞金を支払ったほか、両親が死亡するまで毎年3万元の手当てを支給することで合意した。

 孫さんは7月16日に自殺したが、自殺数時間前の孫さんとのメールのやりとりをインターネットで公開したハルピン工業大学の同級生によると、フォックスコンはiPhone第4世代のサンプル16機をアップルに送付したものの15機しか到着せず、アップル側から情報漏えいの強い懸念が示された。このため、発送を担当した孫さんに対し監禁して殴打するなど非常に厳しく調べたとされ、こうした対応が孫さんを自殺に追いやったとして大きな社会的注目を浴びていた。