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台湾パネル各社の稼働率、韓国勢に及ばず


ニュース 電子 作成日:2009年7月28日_記事番号:T00016891

台湾パネル各社の稼働率、韓国勢に及ばず

 
 台湾の液晶パネル業界では、原料のガラス基板メーカーの稼動再開進度がパネルの受注増に追いつかず、パネルメーカーの稼働率が7~9割にとどまる状況が続いている。一方で、韓国のサムスン電子やLGディスプレイはほぼフル稼働で、第3四半期の利益に差が出てきそうだ。28日付工商時報が伝えた。

 友達光電(AUO)では、中部科学工業園区(中科)の第8.5世代工場でガラス基板不足により稼働率が9割に抑えられている。一方、中小型パネルでは第3.5世代工場で稼働率8割、第5世代工場で先月の80%から今月は85%に上昇しているもようだ。

 奇美電子(CMO)も第5.5世代工場で80%、第7.5世代工場で先月の70%から今月は90%に上昇したとみられる。

 このほか、瀚宇彩晶(ハンスター)や中華映管(CPT)、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)といった中堅メーカーでもフル稼働にあと一歩届かない状況が続いている。

 一方、韓国勢はサムスンが第5世代や第7・第8世代で今月中にフル稼働となる見込み。LGディスプレイは第3・第3.5世代でフル稼働、第8世代ではガラス基板不足により今月の稼働率は約94%となっているもようだ。