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陳前総統の最終弁論、「家族に問題」と主張


ニュース 政治 作成日:2009年7月29日_記事番号:T00016900

陳前総統の最終弁論、「家族に問題」と主張

 
 総統府機密費の不正流用などの罪で起訴された陳水扁前総統の最終弁論が28日、台北地裁で行われ、陳前総統は「家族の金銭処理には確かに問題があった」と陳述し、家族に主な責任があるとの立場を繰り返した。29日付中国時報が伝えた。
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最終弁論の翌29日、陳前総統と面会した蕭美琴・民進党国際事務部主任(左)は、陳前総統が厳しい判決が下るという見通しを抱いていることを明らかにした(29日=中央社)

 陳前総統はその上で、「(総統としての)最も高い道徳基準と政治的期待に応えられなかったことには責任を負わなければならない。全国人民に深くおわびしたい」と謝罪した。

 裁判長は同日の公判で、検察側に量刑に関する意見陳述を求め、担当検事は「起訴状の通りだ」と答えた。検察は昨年12月、起訴状で「最も厳しい処罰」を求めていた。陳前総統は公金横領罪、業務上横領罪など複数の罪で起訴されており、最高で無期懲役、公民権の終身停止という判決が下される可能性がある。判決公判は9月11日に開かれる見通しだ。