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台プラの六軽5期、投資総額2841億元に【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年7月29日_記事番号:T00016913

台プラの六軽5期、投資総額2841億元に【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、雲林県麦寮工業園区で進める第6ナフサ分解プラント(六軽)第5期拡張計画の環境影響説明書を8月1日までに取りまとめ、8月末までに経済部経由で行政院環境保護署に提出する。順調に行けば、来年中に着工できる見通しだ。29日付経済日報が伝えた。
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 投資項目が追加されたため、第5期拡張計画の投資総額は2,841億台湾元(約8,200億円)となり、六軽全体の累積投資額は9,091億元に達する見通しだ。単一の石油化学コンビナートとしては世界でも最大規模となる。

 第5期拡張計画の内訳は、現在のプラントの拡張が26件、プラント新設が18件で、用地面積は178ヘクタール。当初計画に加え、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の高吸水性樹脂(SAP)プラント拡張(年産12万トン、投資額21億元)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチック)の2-エチルヘキサノール(2-EH)プラント拡張(年産24万9,000トン、投資額4億2,000万元)▽同エチレングリコール(EG)第1、第2プラント拡張▽南中石化工業のEGプラント拡張▽台塑のモノシランプラント新設──などが追加された。

 関係者は「計画見直しは、石油化学原料の自給率を高めることが目的だ」と説明した。