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中鋼9月は平均9%値上げ、本業で黒字転換も【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年7月29日_記事番号:T00016915

中鋼9月は平均9%値上げ、本業で黒字転換も【表】

 
 中国鋼鉄(CSC)は28日、9月の台湾域内向け鉄鋼製品の価格値上げを発表した。上げ幅は平均9.4%(1,710台湾元=約4,930円)、熱延製品では11.2%に上った。今回の値上げにより9月は本業で黒字転換を果たし、通年100億元の利益獲得も可能とみられている。29日付経済日報が報じた。
 
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 各製品の上げ幅は1トン当たり▽鋼板、1,517元▽棒線、1,200元▽熱延製品、1,800元▽冷延製品、1,588元▽電気亜鉛めっきコイル、2,500元▽電磁コイル、2,870元▽溶融亜鉛めっきコイル、3,167元――。

 中鋼は9月の値上げについて、海外の鉄鋼大手が大幅減産を実施して在庫水位が低下し、国際価格が大きく上昇していることに対応するためだとしている。また、9.4%の値上げでも国際価格とは開きがあり、さらなる値上げの余地を残したと説明し、川下メーカーへの理解を求めた。

 ただ鍾楽民・同社執行副総裁によると、同社は3号高炉の生産を停止して固定費用がかさんでおり、本業黒字が実現しても利益幅は依然小さいという。