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拡張的財政政策、10年度も継続


ニュース その他分野 作成日:2009年7月31日_記事番号:T00016961

拡張的財政政策、10年度も継続

 
 行政院は30日、計画予算審査会議の全体会議を開き、2010年度政府予算案の概要を決定した。歳出は前年比3.8%減の1兆7,404億台湾元(約5兆600億元)で、4年ぶりの減少となった。歳入は税収減で同7.3%減の1兆5,513億元となる見通しだ。この結果、財政赤字は1,891億元となる。ただ、本予算とは別に公共建設特別予算として、同28.8%増の1,922億元が編成され、全体として拡張的財政政策を維持していくことにした。31日付経済日報が伝えた。

 一方、財政赤字分に債務償還分を加えると、2,551億元の資金調達を行う必要が生じるが、これをすべて起債で賄った場合、歳出に占める起債比率は14.7%となり、法定上限の15%に迫る。

 本予算と特別予算を合計した歳出規模は、消費券特別予算分がなくなるため、全体としては09年度よりは減少となる。