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作成日:2009年7月31日_記事番号:T00016962
Q4経済成長率、プラス7.1%に=台経院
台湾経済研究院(台経院)は30日、台湾経済は今第3四半期に0.22%のプラス成長を回復し、第4四半期には7.1%もの成長を記録するという最新見通しを発表した。31日付経済日報が報じた。
台経院の今年通年の経済成長予測値はマイナス1.9%で、台湾域内の研究機関で最も楽観的な数値となっている。第4四半期については輸出が18.17%、輸入が17.79%と10%台後半の大幅成長を回復するという予測だ。
景気指数、6カ月連続で上昇
台経院は同日、6月の景気動向調査を発表した。業況と今後半年間の景気見通しを数値化した「製造業営業気候観測指数」は、前月比1.95ポイント上昇の114.35ポイントで、今年に入って6カ月連続での上昇となった。「サービス業営業気候観測指数」も、前月比1.37ポイント上昇の117.74ポイントで、同じく6カ月連続で上昇した。6月の製造業者に対する調査では、今後半年の景気を楽観視する割合が39.8%で、悲観視の15.7%を24.1ポイント上回った。
中台間で締結を目指す「両岸経済枠組み協議(ECFA)」について台経院は、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国と日本、中国、韓国の「ASEANプラス3」の枠組みで自由貿易協定(FTA)網が成立した場合、台湾の経済成長率は0.25ポイント押し下げられるものの、ECFAを通じてFTA網に加入すれば、成長を維持できるという見通しを示した。