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台橡が8月にSBR減産か、タイヤメーカーに圧力


ニュース その他製造 作成日:2009年7月31日_記事番号:T00016967

台橡が8月にSBR減産か、タイヤメーカーに圧力

 
 31日付経済日報によると、アジアのブタジエン価格が今年最高の1トン当たり約1,300米ドルまで高騰していることを受け、合成ゴム大手、台橡(TSRC)と韓国の錦湖(クムホ)石油化学の2社が8月からのスチレン・ブタジエンゴム(SBR)減産に向け準備を進めているようだ。

 SBR生産能力の稼働率が75~80%程度に抑えられることで価格上昇が予想され、SBRを原料とするタイヤメーカー、正新橡膠工業や建大工業、泰豊輪胎(フェデラル)にとってコスト圧力となる見込みだ。

 ブタジエン価格は米国市場での上昇がアジアで波及しているとみられ、中国市場では数カ月で16%値上がりしている。台湾中油によると、アジア向けに出荷を予定していた製品が米国内の供給に回され、アジアでの相場が上昇しているという。