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パワーテック、今年の設備投資を60%増額


ニュース 電子 作成日:2009年7月31日_記事番号:T00016975

パワーテック、今年の設備投資を60%増額

 
 メモリパッケージング・テスティング(封止・検査)大手、力成科技(パワーテック・テクノロジー)の蔡篤恭董事長は30日、今年の設備投資額を当初の30億台湾元から50億元(約145億円)に増やすと表明した。DRAMの新製品DDR3と大容量NAND型フラッシュメモリーの封止・検査需要が大幅に高まっているため、DDR3の高速検査機器などの導入に投じるという。31日付工商時報が伝えた。

 また、今後の見通しについて蔡董事長は、第3四半期の売上高は単月平均で26億元前後、第4四半期は同27億元を狙えると語った。9月以降は同社のDRAM処理能力のうち3割をDDR3が占め、年末には5割まで上昇するとみている。NAND型メモリーでは、アップルのiPhone向けなど特殊な応用製品が成長をけん引し、第4四半期は単月6億元の売上貢献を見込んでいる。

 同社の第2四半期業績は、売上高が前期比18.2%増の71億800万元、純利益が前期比26%増の10億4,100万元だった。粗利益率は21.6%、営業利益率は18%まで改善した。受注状況から第3四半期売上高は前期比で12~13%増と予測されている。