宏碁(エイサー)は、30日開幕した「台北電脳応用展(台北コンピュータアプリケーション見本市、TICA)」で、インテルのコンシューマー向け超低電圧(CULV)プラットフォームを搭載した11.6インチ型ノートパソコン「Aspire 1410」を発売した。価格は2万2,600台湾元(約5万5,600円)。31日付工商時報が報じた。
台北電脳応用展のエイサーのブースには大勢の参観者が詰めかけた。今回の展示会は、参観者の過半数がCULV機目当てだという(30日=YSN)
「Aspire 1410」は重量が1.4キログラム、厚さは最も薄い部分が22.1ミリで、バッテリー継続時間が6時間、スクリーンには発光ダイオード(LED)バックライトを採用している。
エイサーによると11.6インチ製品は、サイズとしては低価格ノートパソコン(ネットブック)と一般ノートの中間に位置するが、同社ではAtomプロセッサーを採用したものはネットブックの「Aspire One」シリーズに、CULVを採用したものは「Timeline」シリーズに属すると説明した。なお「1410」は、「Atom Z250」プロセッサーを採用したネットブックを53%上回る性能を備えているとしている。
また、華碩電脳(ASUS)も台北電脳応用展に合わせて13インチ型のCULV搭載ノートPCを発売した。業界ではエイサー、ASUSとも下半期は戦略の重心をネットブックからCULV機に移し、年内に出荷量が逆転する可能性もあるとみている。