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ECFA漫画キャラ、批判で使用中止に


ニュース その他分野 作成日:2009年8月3日_記事番号:T00016988

ECFA漫画キャラ、批判で使用中止に


 「両岸経済協力枠組み協議(ECFA)」の広報のための漫画キャラクターの設定が台南人をばかにしていると批判を受けた問題でで、尹啓銘経済部長は7月31日緊急記者会見を開き、今後、同キャラクターをECFAの広報活動に使わないと表明した。ECFAの発音から取った「一哥(イーグー)」と「発嫂(ファーサオ)」の2つのキャラクターは、わずか10日で使命を終えることとなった。1日付経済日報が報じた。

 問題視された「一哥」のキャラクターは、台南出身の45歳の営業マンで、台湾なまりの中国語を話し、「ほどほど」の人生観で漫然と日々を送り、大きなことばかり言っているというもの。一方の「発嫂」は新竹出身の客家の中国語、台湾語、英語、日本語に通じた貿易会社のキャリアウーマンで、この対比から台南人を差別しているとして反発が出ていた。

 尹経済部長によると、このキャラクター設定は新聞科の職員が勝手に決め、通常の手続きに反して秘書科の裁可を受けずに発表したもので、この職員に対する異動処分も決定した。

 「一哥」と「発嫂」に関係した広報経費は累計20万台湾元(58万円)で、PR資料2万5,000点が作成された。