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国華人寿、陳履安董事長が自動解任


ニュース 金融 作成日:2009年8月3日_記事番号:T00016992

国華人寿、陳履安董事長が自動解任

 
 経営難に陥っている国華人寿保険は31日、大株主の祈夆投資が持ち株7.77%をすべて売却し、同社を代表して国華人寿董事長を務めていた陳履安・元監察院長は自動的に解任されたと発表した。後任には林公平元副総経理が就任した。1日付工商時報が伝えた。

 祈夆投資と株式譲渡先の卓瑞投資はいずれも元経営陣の翁氏につながる企業で、実質的な経営権の交代は伴わない。株式譲渡は辞表提出なしで陳履安氏を退任させるのが目的だったとみられる。卓瑞投資の出資比率は12.81%になった。

 国華人寿の純資産は6月末現在でマイナス580億台湾元(約1,680億円)となっている。40億元の増資計画があるものの、引き受け先は不透明だ。行政院金融監督管理委員会(金管会)の内部では、立法院の次期会期までに同社を公的管理下に置こうとする動きもある。