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6月の不動産売買件数、13カ月ぶりの高水準に【表】


ニュース 建設 作成日:2009年8月3日_記事番号:T00016997

6月の不動産売買件数、13カ月ぶりの高水準に【表】

 
 内政部統計処の最新統計によると、台湾全土における6月の不動産売買による建物移転登記件数は、前月比33.4%増の4万9件となり過去13カ月間で最高を記録した。内政部による優遇不動産ローンの追加実施計画や、売り手による値引きなどが伸びを支えたもようだ。1日付蘋果日報が報じた。
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 地域別売買件数では、澎湖県と宜蘭市でやや減少した以外は大幅増となった。台中市で前月比46.2%増(3,600件)、台北市で同41.4%増と特に高い伸びを示した。1坪当たり単価は、台中市で5月の12万3,400台湾元から6月は10万8,100元(約31万3,000円)に、台北市でも40万3,800元から39万6,600元に値下がりしており(信義房屋調べ)、これが取引件数大幅増の背景にあるようだ。

 また5月から追加実施されている総額2,000億元の優遇不動産ローンには、毎月400億~500億元の申請があり、1戸300万元とすると月間約1万6,000戸が適用を受けているもようだ。ただ、8月末には実施枠を使い切るものとみられる。

 なお信義房屋と永慶房屋は、7月は価格が上昇に転じて取引件数が減少し、下半期の売買・譲渡件数は単月4万件を超えることは難しいと予測している。