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UMC、和艦経由で太陽電池参入か


ニュース その他製造 作成日:2009年8月3日_記事番号:T00016999

UMC、和艦経由で太陽電池参入か

 
 ファウンドリー大手の聯華電子(UMC)が今年末にも合併する中国のファウンドリー、和艦科技を通じ、太陽電池産業に本格参入するとの観測が強まっている。1日付経済日報が伝えた。

 和艦科技がある江蘇省蘇州市は太陽電池産業を誘致するため、税制や土地取得上の優遇策を導入している。このため、UMCが自社で直接太陽電池産業に参入するとすれば、和艦科技を通じた事業展開が有力だ。ただUMCの孫世偉執行長(CEO)は、第2四半期の業績説明会ではコメントを避けた。

 UMC子会社の薄膜太陽電池メーカー、聯相光電(ネクスパワー)は現在、中部科学工業園区(中科)后里園区に110億台湾元(318億円)を投資し、工場建設を進めている。UMCは追加投資を行う構えで、最近さらに10ヘクタールの用地を取得した。聯相光電は5年以内に約900億元を投資し、薄膜太陽電池工場10カ所の建設を目標としている。

 ライバルの台湾積体電路製造(TSMC)はこのほど、太陽電池と発光ダイオード(LED)の両分野に積極的に参入していくため、新事業部を設置している。