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イノテラ、GDR発行で102億元調達へ


ニュース 電子 作成日:2009年8月3日_記事番号:T00017009

イノテラ、GDR発行で102億元調達へ

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は31日、増資計画に伴う国際預託証券(GDR)の発行について、発行価格を1単位(10株)当たり4.8757米ドルとすると発表した。1株当たり16.02台湾元となり予想より1割以上高く、発行済株式総数の増加を最小限に抑えつつ、102億5,000万元(約297億円)の調達が見込めるもようだ。1日付経済日報が伝えた。

 イノテラの増資計画では当初、GDRを1株14.5元で6億4,000万~8億株発行し、100億元以上を調達する予定としていた。価格が高めに設定されたことで株式発行数は当初計画の下限に抑えられることになる。

 イノテラは提携先の米マイクロンからの技術導入で、月産13万枚分の生産をすべて50ナノプロセスに移行する計画だ。これには総額16億米ドルという膨大な費用が必要となるため、同社はGDRのほか、現金増資や第三者割当増資の実施も予定している。