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陽信銀の不正融資事件、董事長ら取り調べ


ニュース 金融 作成日:2007年7月25日_記事番号:T00001701

陽信銀の不正融資事件、董事長ら取り調べ


 陽信商業銀行の不正融資事件で、士林地検は24日、陳勝宏董事長、民主進歩党(民進党)の薛凌立法委員ら5人に出頭を求め、銀行法違反の疑いで取り調べた。このうち陳董事長、薛立法委員ら4人は身柄を拘留された。

 検察当局は同日、陳董事長と薛立法委員の自宅、事務所などを家宅捜索し、融資関連資料などを押収した。

 陳董事長らは、銀行関係者に融資を行う手口で、少なくとも40億台湾元を着服した疑いが持たれている。不正融資は薛立法委員の弟、薛宗賢氏が経営する建設会社5社が関与し、不動産担保価値を超える融資を行わせた後、資金を陳董事長や薛立法委員に還流させていた疑惑が浮上している。

 なお、陽信商業銀行の張継鳴営運総管理処総経理は25日午前記者会見を開き、陳董事長、薛凌立法委員とも個人的な融資は受けておらず、関連の貸し付けはすべて返済されたとして、銀行側に損失は発生しなかったと表明した。