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永慶房仲集団、中台で1千店舗展開へ


ニュース 建設 作成日:2009年8月4日_記事番号:T00017028

永慶房仲集団、中台で1千店舗展開へ

 
 不動産仲介大手、永慶房仲集団の孫慶余董事長は3日、年内に傘下の3ブランド(永慶房屋、永慶不動産、有巣氏房屋)で市場シェア10%突破を目指すほか、今後3年間で中国の上海台慶房産を加えた4ブランドの店舗数を1,000店まで増やしたいとの考えを示した。4日付工商時報が伝えた。

 孫董事長は、永慶房仲集団が不景気の中でも業績や店舗網を拡大できた理由について、「金融危機発生後、加盟店オーナーの集会で市場の傾向や見通しなど情報提供し、オーナー同士が協力して対策を講じた結果、一部店舗では業績が3倍に成長した」と語り、組織力の強さを挙げた。

 孫董事長によると、台湾の不動産業界は既に谷底を脱し、一等地では昨年の株価が9,000ポイントを超えていた時期の価格さえ上回っているという。また、今後中台間で「両岸経済協力枠組み協議(ECFA)」や金融監督に向けた覚書(MOU)の締結が見込まれ、実現すれば不動産業界は真っ先に恩恵を受けると語った。同社は3,000人の人材を新たに雇用し、中国資本による対台投資の商機に備える方針だ。