ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

竹科と南科、10月末まで水不足の懸念なし


ニュース その他分野 作成日:2009年8月5日_記事番号:T00017046

竹科と南科、10月末まで水不足の懸念なし

 
 雨の降らない天気が続き、水不足の懸念が高まる中、経済部水利署は4日、桃園県、馬祖島(連江県)に続き、基隆市、台南県市、澎湖県でも夜間の減圧給水を実施すると発表した。ただ、台湾ハイテク産業の重要拠点、新竹科学工業園区(竹科)と南部科学工業園区(南科)については、「10月末まで水不足の影響を受ける可能性は全くない」と安心するよう呼び掛けた。5日付工商時報が報じた。
T000170461

台風が台湾に近付いている影響で、石門ダムでは4日、39ミリの恵みの雨が観測され、750万トンの水がたまった(5日=中央社)

 水利署の資料によると、ダム19カ所の貯水率は、桃園県などの水源となっている石門ダムで31.66%、嘉義県大埔郷の曽文ダムで25.26%まで低下している以外は安全圏にある。水利署は、石門ダムの貯水量は4日現在6,617.57万立方メートル(㎥)で、これが4,500万㎥まで低下しても、農業用水の供給を制限すれば、11月まで工業用水および民生用水に不足が生じることはないと説明した。

 また、現在は比較的雨の多い季節であることや4日新たに台風が発生して台湾に接近する可能性が出ていることから、深刻な事態に陥る可能性は小さいとの見方だ。