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85度Cの「中国台湾」表記、ネットで批判噴出


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年8月5日_記事番号:T00017054

85度Cの「中国台湾」表記、ネットで批判噴出

 
 コーヒーチェーンの85度Cが、中国に展開する店舗でキャンペーン用に使用した世界地図ポスターで、台湾を「中国台湾」と表記していたことが明らかとなり、インターネットの掲示板などで「台湾の矮小(わいしょう)化だ」という批判を集めている。一部では同チェーンの利用ボイコットを呼び掛ける声も上がっているようだ。5日付自由時報が報じた。

 85度Cはこれに対し、「ポスターを作成したのは大陸人(中国人)で、特に政治的な意図があったわけではなく誤植だ」と説明し、「当チェーンは台湾から出発して国際化を目指す企業であり、台湾を矮小化することは絶対にない」と強調した。同ポスターは既に回収したという。

 このほか金車集団(キングカー)も、「伯朗咖啡(ミスターブラウン・コーヒー)」ブランドの缶コーヒーを中国に輸出する際、原産地を「中国台湾」としており、「人民元を稼ぐために台湾を矮小化した」と批判されている。金車側は「中国の規定に従ったもので、台湾から中国へ輸出する製品はすべて同様の表記をしなければ、税関を通過できない」と釈明した。

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中国でも店舗網を拡大する85度C=上海市郊外で撮影