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遠伝電信と台湾電力、電力線通信サービス開始


ニュース 電子 作成日:2009年8月5日_記事番号:T00017059

遠伝電信と台湾電力、電力線通信サービス開始

 
 遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)と台湾電力は4日、既設の電気配線を高速通信回線として利用する、電力線通信(PLC)サービスの提供を共同で開始した。まず嘉義県番路郷大湖村で試験サービスを始め、台北市の公営住宅などにも拡げていく計画だ。5日付経済日報が伝えた。

 同サービスは、経済部が年内に2,000世帯へのサービス提供を目指す、都市部から離れた遠隔地などにおける電力線通信推進計画の一環。同部技術処の呉明機処長によると、従来はほとんどが室内向けだった電力線通信について、大湖村では屋外での利用にもサービスを提供する画期的なものだという。

 電力線通信について台湾電力は、「直接参入ではなく、電力線を通信事業者にリースする形で事業展開を進める可能性が高い」としており、遠伝電信など通信業者に大きな商機をもたらす見通しだ。また、通信機器メーカーやネットワークシステム業者にとっても、調達による商機が見込めるもようだ。